こんにちは。マーン(@Maan10X)です。
TenX共同創設者の1人であるジュリアンは、週次で定例ライブを実施してくれています。今週は内容盛り沢山で興奮しましたのでお伝えします!!
ぴょん吉先生 に和訳まとめ版を作成頂きました。みんなの気になるところに言及してますので、是非確認ください!
動画はこちら↓↓
Weekly Live Q&A on TenX up in a few minutes - don't miss it! https://t.co/tVAO07VExV
— Dr. Julian Hosp (@julianhosp) 2017年8月29日
定例ライブ
8月29日(火)20:00-21:00(日本時間21:00-22:00)
ジュリアンの毎週定例Q&Aライブ
アプリ
- iOSは今月中にスラックなどのコミュニティで静かにリリース予定(追記:30日夜リリースされました)。
- App Storeにアップロードするのに3回ほど問題発生した(Android版のスクリーンが混じっててAppleに却下されて気づいたりで)が昨晩解決、今月中との目標は守れそう。あとはAppleに承認され次第リリース
- WebAppはマイナーバグを修正中
- Androidはデザインアップデートをもうすぐリリース
- 基本的に取引高が大きいコインから追加していく。取引高が大きいコインの方が、コミュニティが大きいので納得いくと思う。
日本関連の言及
- 先週は日本や南アフリカなどに関して大きな進展があった。数週間以内にお知らせできると思う
- 他の取引所との話し合いがいくつか進行中だ。特に欧米の取引所をあまり使っていない国、例えば日本、韓国など。これらの国や上海のイベントにも近々参加する。
Wavecrest問題
- 先日サンフランシスコからのビデオでも話したが、Wavecrestは10月15日から欧州の顧客にしかVISAを提供できなくなる。しかし我々にとっては全く問題ない。
- もともとWavecrestとは短期提携の予定だったので、長期予定の正規のカード発行体との調整が統合など技術的なことを含め最終段階。最優先課題。他社のこともありちゃんと情報を管理したいので今は名前や詳細は話せない。
- 非常に多くの会社で問題になっていて、対応できてないところが多いと思う。我々は前もってちゃんと対応できていたが、それでもこんなに締め切りがタイトだとは思ってなかった。
- 暫定カードから新発行体による新カードへの交換は9月中旬から遅くても10月中旬までに終わらせる。署名欄やタップ&ペイなどの機能もついている。カードの発送は遅れているわけではないが、ただしEU外への新カードの発送は止まることになるので、予定してた9月中旬までの発送が1-2週間遅れるだろう。
- 唯一問題があるとすれば、欧州外在住でカードを受け取ったがまだアクティベートしてない人。24人だけいるが、Wavecrestはもう彼らをアクティベートできない。全員に連絡予定で、返金か新カードを最優先で送るかになる。
- (質問:新しい発行体にWavecrestと同じことが起きたらどうするのか)
- 状況が全く違う。Wavecrestと新しい発行体とでは統合の仕方、コントロール、アクセスなどで大きく違う。我々はもっとコントロールできるようになる。
銀行統合
- 今集中しているのは銀行機能の統合、近いうちにアップデート予定
- 昨日今日はシンガポールのGlobal Payment Summitに参加、決済プロバイダーや銀行関係者と話し合った
- (質問:貯蓄口座は?)
- そういう類は銀行ライセンス取ってからになる。
- 来年に、ボラが少ない商品とかを販売予定、そうすればボラが嫌いな人も購入できるようになる。
- (質問:どうやって安定化させるの?秘密なの?)
- それは秘密、そのうちお知らせする。あと来年初めにはFiatを仮想通貨に統合するものが出てくる。これは簡単にできて、予定通りに提供できる。
- 来週欧州に飛んで、銀行ライセンスの獲得に関して手助けをしてくれる15年のキャリアのある人物に会い、いろいろ進めていく予定。
- 欧州の銀行(国名は言えないが)から銀行ライセンスを迅速にリースすることを考えている。これは極めて強力な武器になる。
エアドロップ
- 注意!これが初めてのエアドロップの発表、他のスキャムに騙されないように。プライベートキーは絶対にサイトに入力しないこと!
- もともとエアドロップはしないと言っていたが、トークンセールを実施中のIndorseにいるジュリアンの親友のDavid Moskowitz(CEO)がPAYにもエアドロップすることになった。詳しくはプレスリリースや公式サイト参照。
- 8月18日時点でPAYを保有してる人にドロップされる。Indorseのサイトに9月4日までに登録してメールとパブリックアドレスを入力すれば倍ドロップされる(プライベートキーは絶対入れないこと!)。
- エアドロップは9月4日に行われる。
- 取引所にあるPAYは対象にならない。プライベートキーをコントロールできることが必要。
- INDトークンは9月7日までトークンセール中で、現在取引所ではまだ売買できない。
- このエアドロップがあるからといってIndorseをエンドースする訳ではない。
- 他からもエアドロッブの話はいくつか来ているが、スキャムかもしれないので注意深く対応していく。
※【注意】エアドロップされるのはINDというトークンでありPAYではありません。PAYのエアドロップを謳う詐欺サイトがあるので、注意して下さい!!!
報酬
- スラックでの話題なっているのでクリアにするために言及
- 報酬はTenXを通した全ての支払いが対象。
- 今はVISA・マスターカードのデビットだけだが、例えばアジアでは別の支払手段が好まれる(名前はあげないが)、現在協議中だがそれも対象になる。将来デビットが必要なくなりCOMIT通して支払うならそれも対象。
- 手数料や還元率は物によって異なるので今は約束できない。約束できるのは全ての支払いが対象となること。PAYホルダーを搾取するのでなくその逆なので信じてほしい。
- 我々が他のことに注力しPAYホルダーにメリットがないと感じている人がいるが、全く逆だ。「価値」を創ろうとしている。
- 0.1%報酬の還元は最優先ではなく後回しになっているが、我慢して待ってほしい。別のビデオで説明する予定。
- 0.5%支払い開始時期も約束できない。申し訳ないが、優先事項がいっぱいある。わかっていただけると思う。
- PAYの値段を釣り上げたり、値段予測はしたくない。我々は給料の一部をPAYでもらってるが、インサイダー取引はやっていない(やってたら辞めてもらう)。仮想通貨でインサイダーは合法だからといって、何か発表前に買ったり、イベントの前に売ったりは絶対にしない。
- 僕も結構PAYを持ってるが長期保有のつもりだし、近々売るつもりはない。売るとしたら、来年の結婚式用にお金が必要ならば。
取引所
- (質問:Poloniexには上場しないの?)
- Poloniexは我々の希望リストには入ってない、もちろん彼らが上場してくればいいとは思うが、そうじゃなかったら特にプッシュする予定はない。
- それよりも、他の取引所との話し合いがいくつか進行中だ。特に欧米の取引所をあまり使っていない国、例えば日本、韓国など。これらの国や上海のイベントにも近々参加する。
- 現在3箇所と話し合っている。1箇所は欧米、もう2箇所はアジア。でもそれほど急いではない。
- (質問:Bitfinexには上場しないの?)
- Bitfinexは話し合っている取引所の一つ。もし上場して欲しければ、みんなが要望を出せば上場するかもしれない。別に必須ではないが、上場できれはいいと思う。
- ちなみに取引所に上場するのにお金を払えといわれることもあるが、払ったことはないし理解できない。ERC20トークンはスタンダードで簡単に上場できて、取引所はそれでいっぱい儲かるのになぜこちらから払う必要があるのか?そういうと「だって90億円稼いだんだろ?」と言われる。それが一番腹が立つ!これはつまり他の会社にはトークンセールでいっぱい稼いだから、まあいいかと払うところもあるということだ。我々もお金は使う、でももっと大事なこと、優秀な人材、銀行ライセンス、長期的なビジョンのために使いたい。
- 多くの取引所に上場されないということは、これはつまり、短期的にはPAYがそんなに値上がりしないかもしれない、でもそれでいいじゃないか、そのうちちゃんと上がると確信している。コインというのは短期的にはハイプで過度に上がることはあっても、長期的にはその価値に見合った値段になるし、そうあるべきだ。
ICO
- SEC(米国証券取引委員会)が多くのICOやコインはPump-and-Dumpスキームだと批判し規制しようとしている、我々にとっては知らない人への注意喚起になるので喜ばしいことだ。
その他の開発
- 今は取引ごとにメールを送ってるが、今後毎月明細書を発行する予定。
- 先週米国でニューヨークやシリコンバレーで大物VCに会ってきた。実はそういったVC向けの小規模シードラウンドを行うかも。これはお金をもらう目的ではない。一般のトークンセールの強みはお金が集まること以外に応援してくれる強固なコミュニティができることだ。しかし弱みは、戦略的コネクションや銀行や決済業界に関する専門アドバイスが得られないこと。これはこの業界で非常に重要だ。
- COMITは現在1.5人体制で開発中で、これから人材を増やそうかと考えている。来年稼働予定なので、現在は他のことを優先している。
- 9月の最優先は新カード発行体に関して完了すること。そしてリスクやコンプライアンスに関する法的部門を設立すること。銀行ライセンスに絡み、これがあるとないとではやりやすさが全く違う。そしてコインをカードに追加すること。
Q&A
Q1 Visa、Master、銀行などが進出してきたらどうするのか?
もともと我々は、デビットで仮想通貨を日常支払い可能にするのがやりたかったことではない。やっている理由は、これが既存のレールを使って一番簡単にできるからだ。長期的に我々がやりたいのは自分たちのレールを敷くことだ。考えても見れば、金融界で支払いのレールは、クレジットカード会社、銀行間決済ネットワーク、Western Unionなどぐらいであまりない。我々はそこにチャンスがあり、ブロックチェーンがいっぱい出てきたらそれらを繋げてそれをレールにしたい。そしてそれをコントロールし、そのエコシステムで優位に立ちたい。だからV、Mが必要か必要ないかが問題じゃない、今は提携しているが。彼らもそれはわかってて彼らなりに動き出しているし、それはそれでクールだ。実は明日(水曜)ある別のカード会社とある国のソリューションについて話す予定だ。
Q2 カードユーザー50万人はいつ?
来年100万人予定なので、一年以内といったところかな。
Q3 ComitはCosmosと似てるの?
A:Cosmosはトークンを所有することが必要だが、我々はトークンに頼るのを信用していない。トークンなしで第三者に依存しないソリューションの方がみんなに使ってもらいやすい。
Q4 仮想通貨クレジットカードは作らないの?
A:そんな質問が来るとは思わなかったけど、うん、実は考えてるんだ。世界初の仮想通貨クレジットカードを作れるかも!500ドル分暗号通貨で借りて買い物できるかも!でも規制などクリアしないといけないハードルがいっぱいある。明日も実はその件で話し合う予定。
定例ライブ(続き)
競合他社
- クリアにしときたいことは、OmiseGoとは対立していない。競合関係でもないし、ヴィタリックが来た時に実は彼らと会って、いろいろ意見やアイデアを交換した。素晴らしいプロジェクトだと思うし、提携できればいいなとも思う。他のプロジェクトをけなすべきじゃないし、足を引っ張るのも良くない。皆もそうしてほしい。
- 他の競合カード会社は、ビットコインだけしか対応していないか、大きなことを言ってるだけでプロダクトが進んでない。だから一つのシステムの中に複数のコインがあるものが現れない限り、比較もできないからコメントすることもできない。競争は大事で、大好きだ。競争によって上のレベルに上がることができる。
税金
- 各国で異なるが、我々にできることは、申告できるように明細書を発行すること。
ヴィタリックはTenXに投資してる?
- 今年3月のシード・ラウンドでヴィタリックは直接個人的には我々には投資しなかった、なぜなら彼はファンド自体に投資してたから。でもトークンセールでは彼は投資しPAYを購入した。今でもPAY多分持ってると思う。ヴィタリックは公式なアドバイザーではなく、我々もそういったことはない。ここでクリアにしておきたい。でも彼はTenXカードを気に入って使っている。アーリーアダプターとして今年初めからETH建で使用している。
その他
- 今週からQ&Aライブの時間を夜に時間変更した。FacebookでなくYouTubeに
- スラック12000人、スパムアタック多発のため新規登録中断、他の媒体を探しているが難しい、スラックが解決してくれることを期待。
- Enterprise Ethereum Alliance (EEA)に加盟、今日ニュースリリース
- Florin Innovation Awardを受賞!
- 新オフィスに9月1日に引っ越し、ビジターのための共用スペースも作った
- マーケティングは年末にかけて行う。現在はマーケティングの人材はあまり募集していない(需要の方が供給より多いので)。技術系は募集している。
以上、定例ライブの和訳まとめでした。
知りたかったことを色々語ってくれました。生で理解して聞けたらもっと興奮するんでしょうね!